YAMAMOTO CLINIC 山本クリニック
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医学博士って何?
  (2002/7/25)

よく耳にする言葉“医学博士”って一体何なのでしょう?

おそらく、一般の人でこれを説明出来る方は滅多にいないでしょう。定義は結構簡単で、“世界で誰もやったこと無い医学実験なり研究なりをやって、研究者として認められた者”とされています。じゃあ凄い事をホントにやっているのかというと実はそうでもないんです。こんな事書くと、一部の偉い先生方には申し訳ないのですが、私の様に名前だけ博士な人間も世の中には多くいます。

世の中で、医者で(医者じゃない人も実は取れるんです)医学博士と自分の名刺に書けるようになるためには、二つ道があります。一つは、医学部卒業後に大学院(4年間)に進学する道で、4年間の終了時まで,ないしは、終了してから3年以内(うちの大学の場合ですが)に研究論文を主論文1つ、他に副論文として何個か(うちの大学は2、3個だったと思います)医学雑誌に掲載し(これは、雑誌独自の審査で大学側とは関係ない)、これを教授会に申請して博士号を収得する方法で、これが最短距離です。もう一つは、大学の付属機関に就職して、同じように論文を書き教授会に申請して博士号を収得する方法です。ただ、後者は大学を卒業してから平均して10年以上の歳月が必要とされることが多いので、博士に確実に早くなりたい先生は大学院に進学(当然、入学試験に受からなければなりませんが)を希望されます。また、こうした収得の仕方で、甲種と乙種に分類され、大学院を出て収得すると甲種医学博士になるわけです。

では、一体甲、乙で何か違いがあるのかというと、実際はあまり関係がないので、“自己満足”というものなんでしょうね。これが、“博士”になる方法ですが、案外一般の人にはどういうものかが知られていなくて、“医学博士なんです”なんて言うと“凄いですね”と何が凄いのか良く分からない返事が反ってきます。実際医者同士では、あまり関係なくて、ただ単に“あればなお良い”位の事でしかありませんが、一般の人に対しては“かっこいい”と思われがちなので、持っている先生が多いというのが現状でしょう。医者も案外“かっこつけ屋”なんですよ。


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