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しみやほくろについては一般によく質問されることなので、ここでまとめて書いておこうかと思います。
まず、ほくろですが、治療法には大きく分けて切除と炭酸ガスレーザーで焼く2つの方法があります。切除はいわゆる切り傷が出来てしまうので、最近はレーザーが主流になっています。では、レーザーは万能なのでしょうか?
レーザーには切り傷が出来ないので、この意味では非常に優れているのですが、3点(もっとあるかも?)ばかり問題点があります。それは、1.レーザーで焼いた部分が新しい皮膚に置き換わるので、質感や色合いが若干かわってしまう事 2. 焼いた直後はえぐれたように凹んでいるので、皮膚の修復能力の悪い人だと凹んだままの状態で治ってしまう事 3. 1回のレーザー照射で済まずに何回か繰り返して照射しなければならない事があるという点です。これらを除けば非常によい方法なのですが、元の皮膚のようになるには2週間程度の時間がかかるので、この間は遮光(テープをその部分に貼ってもらいます)をするといったケアも必要になります。それでは、実際問題としてのトラブルが無いのかとということについてですが、これに関してはおそらくほとんどが無いのではないでしょうか?少なくても、私はこの手技でえらい目にあった患者さんの事を聞いたり、見たりした事はありません。また、上記の問題点も教科書などに書いてある事で、あまり実際にはお目にかかることも少ないのですが、1回の照射で済まない方というのは、時々いらっしゃいます。
次にシミについてですが、これは現在世の中に出ている方法としては、1. ビタミンCやトラネキサム酸の内服 2. ハイドロキノンをはじめとした種々の脱色剤の軟膏 3. レーザー照射 4. ケミカルピーリング(クリスタルピーリング)等が挙げられます。いずれの治療が一番いいですか?とよく聞かれますが、どれも一長一短で、私としては是非これをというものがありません。例えば内服治療や軟膏治療ですが、安全性は高いものの有効率は下がりますし、レーザーは効果が直ぐに出ますが、反応性に濃くなってしまう場合もあり、安全性という面では若干の不安もあります。ピーリングはこれらの中間的な存在で、効果もまずまずで、安全性もまずまず(たまに赤くなったり、小さなかさぶたが出来ることもあるので)といったところでしょうか?そこで、私は、外来でこれらの話をした上で、患者さんに選んでもらう事にしています。
でも、実際は私に決めて欲しいという方も多いので、その場合は中間的なピーリングを選択しています。
以上が、しみやほくろの治療についてですが、最近の医療広告を見ていますと、非常に簡単に確実に治療出来るかのごとく錯角しがちですが、そうでもない事があるという事も、皆さんに分かっていただければと思います。
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