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手術前のデザインとか術前シュミレーション(いわゆるコンピューターを使ったもの)で、どの程度術後の状態が分かるのでしょうか?これは、正直言って非常に難しい質問です。というのは、人によって結果が非常に異なるからなのです。では何故そんなに食い違いが出来てしまうのでしょうか?その答えを書くには、シュミレーションがどのようにされるのかを書いた方が確実だと思います。
術前シュミレーションというのは、手術前の患者さんの顔をデジカメでコンピューターに取り込んで、それを元に画像上の処理を加えて作成します。例えば、鼻を高くしたい場合だったら、横顔の鼻に患者さんの希望するミリ数の高さを高くして、(ここからが重要なんですが)直線で結び、画像を完成させます。ですから出来上がった顔というのは、直線的な感じになってしまい、現実とは違ったものになってしまいます。
そもそも画像というものは二次元で表現されるので、三次元である顔を表現するには、結構無理があります。(もう少し、身近な事に置き換えれば、写真に撮った自分の顔や人の顔が、現物と異なっているという感じでしょうか。)それにも増して、直線的な線で構成される画像ですから、現実とはかなり離れたものになってしまいがちなのです。ただ、ここで“がち”と書いたのは、二重の手術のシュミレーションで、現実に近い方もいますし、もともと直線的な鼻の形をした人もかなり現実的な画像になるので、あながち全部違うと否定は出来ないからなのです。
それに、医者の側からすれば“綺麗になる”とか説明するのは、非常に客観性に欠けますし、人の症例写真も別の人なので参考にならない場合もあるので、こうした文明の力は利用する価値は大いにあります。
ですから、一言で言ってしまうと“参考にはなるが、当てにはならない”というのが現実的でしょうね。ただ、自分の顔をいじってシュミレーションしてみるというのは遊びとしては、なかなか面白いものがあります。何処かの話で書いたのですが、“医者が流行っている”のには、こうした遊び的なニュアンスが含まれているのかもしれませんね。
さて、では実際に手術を受ける場合、何が頼りになるのでしょうか?これは、おそらくその担当医との美的感覚の一致が一番大事であるように思えます。私は、美容外科手術の80%はデザインだと思っていますので、(そうでなくて、技術だと言われる先生も多い)患者さんとの話し合い(カウンセリング)の中で、お互いの絵の好みとか芸能人の好みなんかを良く話すようにしています。他の人からみると、手術の話より雑談の方が多いように感じるかもしれませんが、これが案外手術に役立っているんです。美容外科の手術の楽しみというのは、カウンセリングの時間に多く詰まっているんでしょうね。
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