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今回はお臍の手術について具体的な事を書こうかと思います。その前に、ここでちょっと雑談を書かせて下さい。(内容とは何も関
係ありません。)先日知り合いのお寿司屋さんに行った時の事なのですが、カウンターに座っていると常連さんが集まるもので、大将が“この先生は、美容外科もやるんだよ”と一言言ったとたんに、カウンターに座っていた女性全員に質問攻めに遭いました。以前に外科医だった頃、同じような事を大将が言うと“何かあったら、よろ
しく御願いします”と何人かの方に言われただけでしたので、私としては女性の美容に関する興味というのがこんなに凄いのかと再認識させられてしまいました。外来を
やっていても感じるのですが、美容というのはある意味で麻薬みたいなもので、一部分が綺麗になると次々にやりたがる方に時々お会いします。私としては、お金がかか
ることは気が重いので、なるべく必要最小限にとどめようと思っていますが、先日いらした方で以前に目の下の皴取りを相談されたのですが、“もう少したるんでからや
りましょう”とその時は帰してしまいました。本人としてはかなりやりたかったらしく、結局他院で手術を受けてしまいました。手術の適応には、主観もあるので、受け
た事自体は別に構わなかったのですが、明らかに皮膚が切りすぎで、顔がおかしくなってしまっていたので、私の説明が悪かったのかと少々後悔してしまいました。何
故こんな雑談を書いたのかというと、“くれぐれも、やり過ぎに注意!女性は美容に興味がありすぎるから!!”と言いたかったからなのです。
さて、雑談はこれくらいにして、お臍に話を戻しますが、“でべそ”というのは見た目が同じでも二種類あります。一つは、ヘルニア(一般の人の言葉だと脱腸)がある
場合で、もう一つは皮下の組織が厚くなって出ている場合です。いずれの場合も仕上がりはあまり変わらない事が多いのですが、ヘルニアを伴う場合は小さく腹膜を開け
ることになるので、術式としては難しくなります。ただいずれの場合も局所麻酔で手術可能なことが多く、大抵は日帰り手術です。デザインは先生によって若干変わりま
すが、顔の手術程は差がないような気がします。いずれにしても、麻酔後、皮膚を切って、出っ張った部分をへその一番深い部分に縫い付けて、余った皮膚を切り取っ
て縫うというのが手術です。術式の細かい事はさておいて、術後に出っ張った癖がつかないように押さえておく期間が必要で、これが患者さんには一番問題になります。
通常二週間程度が必要で、今の時期に手術を受けても、今年の夏は臍を出せないというような感じになります。色々な広告を見ていると、手術時間ばかりが書いてありま
すが、このように圧迫に必要な時間が現実的には大きな問題になるので、この辺もちゃんと理解して手術をうける時期を考えて下さい。お臍の手術の問題は、思ってい
たのと大きさが違うということなのですが、案外形に関して不満がある人は見たことがないので、少ないのではないでしょうか?
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