YAMAMOTO CLINIC 山本クリニック
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メソセラピーって何?
  (2004/11/19)

最近、メソセラピーが流行ってきて、私のところにも問い合わせが来るようになったので、私の少ない患者さんの効果も少し混ぜて書いておこうかと思います。

まず、“メソセラピー”というのが何かということから書きます。一口に“メソセラピー”とよく書いてありますが、そもそも“色々な薬を混ぜて使うことによって治療するという行為”を指しているようです。ある広告に、脂肪細胞を確実に減らす注射の脂肪溶解剤と書いてあったのですが、このような理由で、注射で痩せさせるのが“メソセラピー”と書くのは、少々違っているような気がします。

歴史的には、1952年フランスの医者によって始められましたが、もともとは局所にビタミン、ミネラル、アミノ酸、薬などをブレンドして注射する“局所療法”で、主に痛みのコントロール目的に使われていました。近年、美容目的に脂肪を溶かす薬を局 所に注射することによって痩せることを目的に方向性が変わり、これが有名になったので、上記のように誤解される方が増えたのだと思います。注射をする薬はクリニックによってまちまちのようですが、メインは“フォスファジルコリン”という薬です。これは脂質代謝異常を改善し、糖代謝、蛋白代謝、排泄機能等の各細胞機能を改善すると考えられていて、日本では脂肪肝臓、高脂血症、肝機能障害に保健適応があります。これに、ステロイド、塩化レボカルニン、アミノフィリン等を“ブレンド” して注射します。ブラジルでは、ステロイドの注射が好まれるようですが、アメリカではその副作用から、使わなくなっているようです。“メソセラピー”自体が先に書いたように、ブレンドする療法ですので、私自身はステロイドやアミノフィリンには 若干の疑問があるので、混ぜないようにしています。よく広告をみていると何の副作用も危険もなく夢のような治療のように書いてありますが、はたしてそうでしょうか?いくつかの広告も見てみましたが、アミノフィリンが写真で載っているクリニック も見かけますし、ステロイドが載っているところもあります。手術の所でも良く書いてますが、“美容外科は魔法ではありません”し、“何の薬が自分に打たれるのか”をきちんと担当医に聞いてから治療を受けるようにして欲しいと思います。

最後に私が実際に治療した患者さんですが、打った直後は痛くないとおっしゃっています。これには訳があって、注射薬に麻酔薬をブレンドしているからなのです。麻酔が切れると、筋肉痛のような痛みが出現して、ぶつけた様な腫れが2、3日続くようで す。治療効果ですが、実感されるのは、3回位打ってからで、効果としては“ひきしまった感じ”というのが正確な表現だと思います。ですから、脂肪吸引のような効果を期待されると“役不足”というのが、的確な表現であるような気がします。海外の 文献を見ていても、脂肪吸引とまでは行かないような気がしますが、目の下の脂肪による弛みには効果が出ている文献も散見されますし、私の患者さんにも一人施行しましたが、なかなか満足できる結果となっています。以上ですが、“人によってはいい かも”というのが、私の感想です。皆さんもきちんと考えた上で、治療を受けるようにしていただけたらと思います。


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