YAMAMOTO CLINIC 山本クリニック
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7.糖尿病って何?
6.陥入爪(巻き爪)の矯正治療(写真)
5.腹部レントゲン写真の役割
4.胸部レントゲン写真は何を診るの?
3.心電図は何を診るの?
2.聴診器で聞くのに下着は必要??
1.はじめに

腹部レントゲン写真の役割
(2006/04/22)

クリックで画像拡大以前に胸部レントゲン写真の事を書きましたが、今回は腹部レントゲン写真について書いてみようかと思います。腹部のレントゲンも胸部のレントゲンと同様に色々な情報が得られ、一言で表現するのは難しいのですが、とりたてて見たいのが、腸管ガス、尿路結石、free air (胃や腸に穴が開いてお腹に漏れた空気)等です。
レントゲン写真だけで診断するのは困難な時も多く、患者さんに実際に触れる触診や視診、聴診は不可欠です。
まず、触診ですが、これは痛みの場所、程度を判断するのが目的です。全体的に触って分かるのが腹膜炎をおこしていないか、またどの辺の場所が痛くて、臓器としては何が悪そうなのかという事です。一般的には腸炎が一番多いのですが、盲腸(医学的には虫垂炎)の初発症状や、胃や腸に穴が開いていないかも触って判断しています。また肝臓がかなり腫れている場合や腹水がたまっている場合も触ると分かります。慣れてくると色々な情報が手を通して入ってくるような感覚が養われます。
次に聴診ですが、聴診器を通して腸の音が聞こえます。腸の音が、止まっているか亢進しているかを聞いて、イレウス(腸閉塞)になっていないかを判断したり、下痢の程度を推測します。
これらの診察に加えて、腹部レントゲン写真を撮ることにより、1.腸管のガスの様子はどうか2.尿管結石等は見当たらないか等を診ています。
今回写真を載せましたが、これは腸管の運動が止まってしまい、腸閉塞(イレウス)になっている方のものです。腸管ガス(黒く抜けたところ)の形が、鏡面を呈していて、腸管が止まっているのが分かります。ちょうど、コップに水を入れたときに、コップを揺らさなければ水面が平らになる現象に似ています。
このように、全体的な所見と合わせて、腹部レントゲン写真が活躍するわけですが、判断に迷うことや、レントゲンからでは情報が得られにくい場合に、他のCT、MRI、内視鏡検査等が施行される訳なのです。
以上、簡単に腹部レントゲン写真についてまとめましたが、実際には現場のお医者さんに説明を聞くということだと思います。ただ、日常的に我々が行っていることにこの様な意味があることを理解していただけば幸いです。



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