上腕の場合、女性の方が皮膚が伸びやすく切除出来る範囲には男性と若干の差があります。今回お見せした方々は、女性ですので、男性の場合は若干の相違があるものと思って下さい。
手術後は傷にテープを貼っていただき、なるべく傷の安定性が保たれるようにケアをしていきますが、私の所には、1ヶ月に1度の割合で通院していただき、傷の状態チェックと傷が広がって治らないようにテーピングがきちんとされているかをチェックして行きます
分割切除に比べ、傷の大きさが若干大きくなってしまうのも事実ですが、1回で刺青を消すことが出来るというのは、社会生活上非常に重要な事ですので、1度で切除出来る場合は、なるべく1度で終わらせるように心がけています。もちろん、ご本人の希望が1番大事ですので、術前によくご相談するようにしています。ただし、上腕、前胸部はケロイドの好発部位ですので、どんなに綺麗に縫合しても術後にケロイドを起こしてしまうこともありますので、この事も考え合わせて治療計画を立てる必要があります。また、切除出来る範囲の決定は皮膚をつまんだ伸び方等で決まる(医者の経験によるところが大きい)ので、術前に担当医との打ち合わせはきちんとしていただきたいと思います。今回は、上腕を例に取りましたが、刺青の場所、皮膚の伸び方によって治療経過には大きな差が生じますので、この点も含めて術前の説明はきちんと受けるようにしていただきたいと思います。
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