私の外来診察で多いご相談内容の一つに、『閉眼時の傷』があり、特に多いのが、凹みと傷の汚さです。
ですから、自分の手術では閉眼時の傷にこだわりを持って手術しています。
今回は部分切開重瞼術を他院で受けられた後の凹みの修正に関してご紹介したいと思います。
まず、術前の状態(写真上)と術後約6ヶ月の状態(写真下)をお見せいたします。

開眼時の瞼の感じは、ほとんど変わりがなく、閉眼時の傷の凹みが改善されたのが
お分かりいただけると思います。

部分切開重瞼術の凹みの修正は、凹み方を均一にして組織の量を均等に
調整する必要がありますので、全切開での修正手術になります。
このような説明をすると、傷がさらに長くなるのですか?という
ご不安を持たれることが多いので、この方の場合の切開デザインをお見せします。

切除する皮膚は、開眼時の雰囲気が変わらないように傷だけの幅で最小限にデザインしてあります。
ただ、この数ミリ幅で切除するには高度な技術が必要となります。
また、皮膚切除のみならず内部の処理を成功させないと良い結果が
生まれませんので、手術全体の難易度も高くなります。
術直後の状態もお見せしますが、

出血も最小限に抑えられ、『思ったよりも腫れていない』のがお分かり頂けると思います。
以前にも書きましたが、修正手術は、"落ち着くのに時間がかかる"という事が
特徴だと思います。
ただ、この方のように開眼時の雰囲気に問題がない場合は、
落ち着く時間も比較的早いと思います。
この方の術後3ヶ月の状態をお見せしますが

閉眼時の傷も一般の方には分からないレベルだと思います。
