美容外科話

COLUMN

目の他院修正手術
第247話

他院二重切開後の修正、眠そうで、プックリした二重を治す!

まず、今回御協力いただいたモニターの方にこの場をお借りして深く感謝いたします。

当院は、他院切開二重修正の方を数多く治療する日本でも有数の施設だと思います。

相変わらず、“二重を広くすれば綺麗になると思っていました”とおっしゃる方にも数多くお会いします。

一般の方の認識では、『二重は、簡単な手術』ということなのでしょうね。

また、現実の診療の場でも、“簡単に綺麗になりますよ!今日やりましょう!”と軽い感じで手術をしてしまう美容外科医がいることも事実です。

“後悔先に立たず”ですね。
よく考えてから手術を受けられることをお勧めします。

また、切開法なら自由自在に目の形を作ることが可能だと思っている方にお会いすることも珍しくありません。
これは、宣伝広告の影響なのでしょうか。

私は、元の目の形を無視して、デザインというものは成り立たないと考えています。

目の形は、瞼板という軟骨が、フレームの役目をしていて、このフレームの形を変える事が出来ないからなのです。

さて、今回の方に話を戻しますが、『他院で広めの二重を作ったら、眠そうになって、二重の部分がプックリしているのが気になる』というのが、ご本人の悩みでした。

まず、術前と修正術後1か月の状態を比較していただきたいと思います。

BEFORE
術前です
AFTER
術後1か月です

黒目の感じが変わり、『目がはっきりとした』のがお分かりいただけますでしょうか?
このような方は、

1.挙筋腱膜が離断していることにより、目が開け難く眠そうな感じが出ている
2.瞼板前組織が切除されているために循環が悪く(鬱血している)、プックリ感が出ている

というのが、症状の原因です。
この修正手術は、

1.離断した挙筋腱膜を修復する
2.瞼板前組織の代わりを他の組織で充填しながら循環を良くする

という治療をしなくてはなりません。
言葉にすると簡単ですが、非常に高度な技術が要求されます。


修正手術のデザイン
修正手術のデザイン

修正手術のデザインをお見せしますが、傷を切り取るような感じでデザインをします。

術後5日目
術後5日目

また、術後は腫れることが多く、左右差が出やすいのが通常です。

この方の術後5日目の抜糸時の状態をお見せしますのが、この方は“腫れが少ない方”だと思います。

最近は、初回の修正手術でなく、何回も色々な手術を受けられた方にお会いすることも多くなりました。修正手術を安請け合いする医師が増えたのかもしれません。
修正手術は、非常に高度な技術が要求されますので、担当医は慎重に選んでいただきたいと思います。

治療費、施術費に関しては、こちらを御覧下さい。
https://dr-yamamoto.com/cost/

ご質問がある方は、こちらまでメールを頂きたいと思います。私が責任をもって拝読させていただいておりますが、時間の関係上、スタッフが返信を書かせて頂いております。
https://dr-yamamoto.com/contact/

また、スタッフブログもぜひご覧下さい。
https://ameblo.jp/yamaclistaff

当院のインタグラムのページもありますので、よろしければご覧下さい。https://www.instagram.com/shinjyuku.yamamotoclinic/

『美容外科話』著者

  • 山本 豊【山本クリニック院長】

    1992年 東京医科大学卒業。2004年8月 山本クリニック設立。
    美容外科の手術を中心に行っているクリニック。 他院手術トラブル修正手術、海外で受けた修正手術にも対応している。日本アンチエイジング外科・美容再生研究会 元指導医。医療法人社団 豊季会 理事長。資格:医学博士(甲種)、日本外科学会認定医、日本アンチエイジング外科学会 名誉理事、JAASアカデミー最高指導医。