美容外科話

COLUMN

鼻尖形成(軟骨縫縮・移植)
第230話

鼻尖軟骨縫縮(鼻先を細くする手術)の効果と腫れ方

はじめに、このお話にご協力いただいたモニターの方々に、この場をお借りして深く感謝いたします。
患者さんからは、『他院では鼻先は細くならないと言われた』、『鼻先が上を向くのでやめた方が良い』というようなお話を聞くことも、稀ではありません。

私の鼻尖軟骨縫縮の術式は、一般的な術式と異なりますので、他の医療機関の先生にも広がるように公開手術を積極的に行っているのですが、未だに上記のようなコメントが聞かれることが残念でなりません。

この術式は、アップノーズにならずに、きちんと効果が出るということをこの場をお借りしてはっきりと申し上げたいと思います。

ただ、効果の程度には、個人差(軟骨の大きさと皮下組織の厚さによって影響される)がありますので、今回はお二人の方をご紹介して、イメージをつかんでいただきたいと思います。

さらに、術後の経過も個人差がありますので、非常に腫れるとどうなるのか、一般的な腫れはどの程度なのかも合わせて書きたいと思います。

前置きが長くなりましたが、お二人の方をご紹介します。術前と術後3か月の状態を比較していただきたいと思います。

BEFORE
術前
AFTER
術後3 か月

お一人目の方ですが、鼻先のボリューム感が減って、すっきりとしたのがお分かりいただけると思います。横顔を見ると鼻先が高くなったが、アップノーズ(鼻先が上を見いている状態)にはなっていないのもお分かりいただけると思います。


術前
術前

次にお二人目をご紹介します。

術前と術後3か月を比較していただくと、 先ほどの方よりも少し効果が弱いように思えるかもしれません。

これが、個人差で、軟骨の大きさが先ほどの方よりも小さかったことが原因です。

ただ、この方もアップノーズにならずにきちんと効果が出ていることは、お分かりいただけると思います。

術後3か月
術後3か月
術後5日目の抜糸時
術後5日目の抜糸時

ここで、術後の腫れについてもご紹介したいと思います。

術後5日目の抜糸時の状態をお見せしますが、お一人目の方が最大限に腫れた方です。

鼻先の皮下出血が目立ち、横から見ると腫れのためにアップノーズに見えます。確率的には非常に稀なのですが、このような方もいることをご理解していただきたいと思います。

次にお二人目の方ですが、非常に標準的な腫れの方です。

ほとんどの方はこのような経過を取り、抜糸翌日からお化粧で隠せて、他の方から気が付かれることもありません。

術直後に腫れていません』といううたい文句で他院で気軽に手術を受けて困ったという方にお会いすることもありますが、術後経過には、個人差がありますので、術前には色々なご説明をきちんと受けた上で手術を考えられることを強くお勧めします。

ただ、この手術は、結果が非常に喜ばれることが多いので、大きな変化は望まないけど、しっかり効果が出ないのは、ちょっと…という方には、お勧めの術式です。

治療費、施術費に関しては、こちらを御覧下さい。
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『美容外科話』著者

  • 山本 豊【山本クリニック院長】

    1992年 東京医科大学卒業。2004年8月 山本クリニック設立。
    美容外科の手術を中心に行っているクリニック。 他院手術トラブル修正手術、海外で受けた修正手術にも対応している。日本アンチエイジング外科・美容再生研究会 元指導医。医療法人社団 豊季会 理事長。資格:医学博士(甲種)、日本外科学会認定医、日本アンチエイジング外科学会 名誉理事、JAASアカデミー最高指導医。