美容外科話

COLUMN

鼻尖形成(軟骨縫縮・移植)
第166話

鼻尖軟骨縫縮、小鼻縮小の効果

今まで、鼻尖軟骨を縛る手術の鼻尖の形の変化について書いてきましたが、今回は、鼻尖の形が、小鼻にどのような影響を与えるのかをご紹介したいと思います。このお話にご協力いただいたモニターの方々には、この場をお借りして深く感謝いたします。

鼻の診察をしていると、“鼻が大きく見えるので、小鼻をすっきりさせたい”というご希望の方によくお会いします。

確かに、小鼻の手術をした方が綺麗になる方もいらっしゃいますが、鼻尖の手術をすることにより小鼻の形に影響を与える方にもお会いすることがあります。

そのような場合には、“ご本人の場合は、小鼻の手術をするよりも鼻尖軟骨縫縮の方が適応かもしれません”とご説明するようにしています。

ここで、具体的に実例でご説明したいと思います。

BEFORE
術前
AFTER
術後

術前後の下から見上げた写真をご覧いただくとわかりやすいと思いますが、鼻尖が細く高くなると同時に小鼻の張りが抑えられた変化がでているのがお分かりいただけると思います。

同様に正面の写真でも小鼻が小さくなったように見えるのがお分かりいただけると思います。

これは当然のことなのですが、ご自分の顔を鏡で見ながら、鼻尖をつまんでいただくと、この小鼻の変化が容易に理解できると思います。

手術計画を立てる際に、ご本人の希望は非常に大事なので、“小鼻の張りを抑えたい”という方に、小鼻縮小を検討するのは当然なのですが、“鼻尖軟骨縫縮の適応がないか”を一緒に考えるのも大事だと思います。

私は、この手術が個人的に好きなのですが “腫れが少ない”ということと“傷が表面に付かない”のが大きな理由です。


横
横1

術式については、他のコラムでご説明しましたが、形が戻る事もほとんどありませんし、横からの写真でも分かるように、鼻尖は下に向くことが多く、上に向いてしまうこともない手術であることも付け加えておきます。

横2
横2

どの手術でも、担当される医師によって“違いがある”ので、術前にはご自分のご希望を伝え、どの手術が自分にふさわしいものなのかを担当医と一緒に考えられることをお勧めいたします。

治療費、施術費に関しては、こちらを御覧下さい。
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『美容外科話』著者

  • 山本 豊【山本クリニック院長】

    1992年 東京医科大学卒業。2004年8月 山本クリニック設立。
    美容外科の手術を中心に行っているクリニック。 他院手術トラブル修正手術、海外で受けた修正手術にも対応している。日本アンチエイジング外科・美容再生研究会 元指導医。医療法人社団 豊季会 理事長。資格:医学博士(甲種)、日本外科学会認定医、日本アンチエイジング外科学会 名誉理事、JAASアカデミー最高指導医。