美容外科話

COLUMN

刺青切除・刺青除去レーザー
第223話

【ふくらはぎのタトゥー・刺青を切除】術後の傷跡のビフォー・アフター

まず、このお話にご協力いただいたモニターの方々に心より感謝いたします。

刺青切除は、治療方法としては非常に単純で、刺青を切り取って縫い合わせるだけですが、皮膚を切除する分だけ皮膚が少なくなってしまうので、あまり大きく切りすぎると皮膚が寄らずに大変なことになってしまいます。

今回は、下腿の方を2名ご紹介し、大きさによって切り方が違うということを認識していただきたいと思います。

下腿は、皮膚の余裕がないので切除が難しいということが特徴です。

また、皮膚の質によって、切除出来る範囲が変わってきますので、切除には、医師の経験とセンスが非常に大事だと思います。

そのうえで、早く、安く、確実に治療を済ませることが大事ですので、なるべく皮膚を多く切りつつ安全な手術を心がけています。

まず、1人目の方ですが術前(写真1)と術後1か月(写真2)をお見せします。この場合は1回で切除可能です。

BEFORE
術前
AFTER
術後

まず、1人目の方ですが術前(写真1)と術後1か月(写真2)をお見せします。この場合は1回で切除可能です。


写真3, 4
写真3, 4

2人目の方は2回に分けて切除いたしました。

術前と2回目の切除が終了した時点での写真をお見せします(写真3, 4)。

写真5
写真5

1回目の手術が終了した状態をお見せしますが、皮膚に余裕がなく、皮膚が伸びる2回目の手術を待たなくてはいけない感じもお分かりいただけるのではないでしょうか?(写真5)。

分割切除の場合、切除した分の皮膚がなくなり、その方向に皮膚は継続的に引っ張られますので、残った刺青の大きさや形状に変化が出ます。

デザイン(写真6)
デザイン(写真6)

この方の場合は、横方向にサイズが大きくなると2回目の切除をするときに非常に難しくなってしまいますので、そのようなことを考慮して1回目の切除デザインをします。

この方の切除デザインをお見せします(写真6)。

このような変化が出ることを術前に想定できなくては治療計画も立てられませんので、担当医の技術と経験が何よりも大事になってしまいます。

各々の手術間隔は、約3ヶ月が平均的な数字だと思いますが、これも手術の技術によっては、もっと伸びてしまうこともありますので、事前に確認することが大切だと思います。

手術の途中で、『これ以上は、当院では手術できません』と言われて、私のところにいらっしゃる方にお会いすることもありますので、きちんと最後まで責任を持てる能力の担当医を選ばれることを強くお勧めします。

治療費、施術費に関しては、こちらを御覧下さい。
https://dr-yamamoto.com/cost/

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『美容外科話』著者

  • 山本 豊【山本クリニック院長】

    1992年 東京医科大学卒業。2004年8月 山本クリニック設立。
    美容外科の手術を中心に行っているクリニック。 他院手術トラブル修正手術、海外で受けた修正手術にも対応している。日本アンチエイジング外科・美容再生研究会 元指導医。医療法人社団 豊季会 理事長。資格:医学博士(甲種)、日本外科学会認定医、日本アンチエイジング外科学会 名誉理事、JAASアカデミー最高指導医。