美容外科話

COLUMN

目の他院修正手術
第71話

二重切開線(へこみ)の修正、その2

第65話で、二重切開線のへこみの修正について話を書きましたが、一見似ていて、かなり異なる方の治療をさせていただいたので、これについて書いてみようかと思います。

今回この話に写真掲載を許していただいた患者さんには、この場をお借りして深く感謝いたします。

以前、“私が想像もつかない状態でへこんでいる”方にお会いする旨を書きましたが、今回の方は、まさにその状態でした。
BeforeBefore
AfterAfter

まず術前の状態ですが、閉眼時は皮膚がかなりへこんでいるのがわかり、開眼時は二重のラインが不自然な感じがすると思います(写真1,2)。

術中に、それぞれの層を剥離して、さらに付近にある組織を寄せ合わせて、“強引に”底を作ってみました。

術後1週間の抜糸時の状態をお見せしますが、かなり深くまで、また色々な操作を加えたので“かなり腫れて”いて、皮下出血も認めます(写真3,4)。

このように、1.手術中の操作が多い程腫れ、皮下出血もひどくなる 2.前回の手術の操作が不明だと修正時に苦労する という事になります。

また、最悪の場合、状態が改善しないこともあり得ます。

ただ、この方の場合は、抜糸の段階で“凹み”は大分改善されたのがお分かりいただけると思います。

After
ちなみに切開した時に確認しましたが、瞼板の前の組織(かなり深いところ)が切除されていてちょうど底が無くなって(下の組織の支えが無くなって)凹んでいました(写真3)。
After
さらに、術後約2ヶ月後に来院された時の診察時の写真(お化粧をされています)をお見せいたしますが、閉眼時、開眼時ともに術前と比較すれば状態は、改善されたのがお分かりいただけると思います(写真6,7)

修正手術の方で、“あり得ない手術”をされている場合に遭遇する事もあるので、そういう時は“きちんとトレーニングを受けた先生ならこうはならないのに”と思わされてしまいます。

どんな美容手術でも“100%成功”というのは、患者さんの主観もあるので難しいと思いますが、医師の基本的な技術不足による失敗には、憤りを感じてしまいます。
毎回、ホームページを更新していて私が願うのは“患者さんも、きちんとした情報を持っていただきたい”という事です。

この方のように他院で上手く行かなくて来院される方は、写真掲載を許していただける方が非常に少ない(患者さんの心情を考えれば当たり前のこと)ので、全部をご紹介できませんが、“美容外科での失敗は結構多い”という事と“医者選びは慎重に”ということを少しでも多くの方にご理解していただければ、このホームページの存在意味があるのではないかと思っています。

二重の切開線が想像もつかない状態でへこんでいるという方の修正手術を行った例をご紹介いたします。術後約2ヶ月後に来院された時の診察時の写真もお見せいたします。閉眼時、開眼時ともに術前と比較すれば状態は、改善されたのがお分かりいただけると思います。