美容外科話

COLUMN

鼻の他院修正手術
第285話

その鼻シリコン(プロテーゼ)、本当に必要???鼻尖軟骨縫縮術とシリコン抜去の使い方

はじめに、このお話にご協力いただいたモニターの方に、この場をお借りして深く感謝いたします。

患者さんからは、『他院では鼻先が気になるなら鼻筋を通した方が良いと言われた』、『鼻先形成だと、鼻が上を向くのでやめた方が良い』というようなお話を聞くことも、稀ではありません。

今回、他院にて上記のごとくに説明されて、シリコン(プロテーゼ)を挿入されたが、鼻先が時々赤くなるので、シリコン(プロテーゼ)を取りたいという御希望の方をご紹介したいと思います。

鼻筋というのは、鼻先が細く、若干高くなるだけで、通ったように見えます。これを利用して、鼻先を細くして、若干高くする手術を行いました。

私の鼻尖軟骨縫縮術のやり方は、一般的な術式と異なりますので、アップノーズにならずに、きちんと効果が出ます。

ただ、効果には、個人差(軟骨の大きさと皮下組織の厚さによって影響される)がありますので、機会あるごとに色々な方をご紹介していますので、他のコラムやブログをご参考にイメージをつかんでいただきたいと思います。

まず、術前と術後1か月の状態を比較していただきたいと思います。

BEFORE
術前
AFTER
術後

正面から見ても、シリコン(プロテーゼ)を抜いたことが分からないような変化だと思います。
また、鼻先の形状が変えただけで、鼻が全体的にすっきりとした印象になったのがお分かりいただけると思います。


写真3、4、5、6
写真3、4、5、6

下から見ると、シリコン(プロテーゼ)が入っていた時よりも、鼻先が細く高くなったのがお分かりいただけるのではないでしょうか?(写真3, 4)

横顔を比較しても、鼻が低くなったようには見えないと思います。(写真5, 6 )

また、鼻先が高くなりアップノーズ(鼻先が上を見いている状態)にはなっていないのもお分かりいただけると思います。

写真7、8
写真7、8

では、どのようなシリコン(プロテーゼ)が入っていたのでしょうか?

写真をご覧いただくと、鼻先から鼻根部まで、それなりの厚さのシリコン(プロテーゼ)が入っていたことがお分かりいただけると思います。(写真7, 8)

写真9、10、11
写真9、10、11

このように、シリコン(プロテーゼ)を入れただけでは、綺麗にならないことも有るという事をご理解いただきたいと思います。

術後5日目、抜糸時の状態をお見せします。(写真9, 10, 11) 

腫れ方のご参考になれば、幸いです。

このように、術前の治療計画は、手術技術と同様に重要です。

カウンセリングした先生と手術する先生が違うというのは、こういう意味でも非常にリスクがありますので、術前に担当医(実際に手術をする医師)とよく打ち合わせることをお勧めします。

治療費、施術費に関しては、こちらを御覧下さい。
https://dr-yamamoto.com/cost/

ご質問がある方は、こちらまでメールを頂きたいと思います。私が責任をもって拝読させていただいておりますが、時間の関係上、スタッフが返信を書かせて頂いております。
https://dr-yamamoto.com/contact/

また、スタッフブログもぜひご覧下さい。
https://ameblo.jp/yamaclistaff

当院のインタグラムのページもありますので、よろしければご覧下さい。
https://www.instagram.com/shinjyuku.yamamotoclinic/

『美容外科話』著者

  • 山本 豊【山本クリニック院長】

    1992年 東京医科大学卒業。2004年8月 山本クリニック設立。
    美容外科の手術を中心に行っているクリニック。 他院手術トラブル修正手術、海外で受けた修正手術にも対応している。日本アンチエイジング外科・美容再生研究会 元指導医。医療法人社団 豊季会 理事長。資格:医学博士(甲種)、日本外科学会認定医、日本アンチエイジング外科学会 名誉理事、JAASアカデミー最高指導医。