美容外科話

COLUMN

目の他院修正手術
第316話

【目尻切開の他院修正】斜視のように眼球の動きが悪くなるトラブルを改善

まず、このお話に御協力いただいたモニターの方に、この場をお借りして深謝いたします。今回ご紹介するのは『目尻切開後のトラブル』です。

この方は、他院にて目尻切開を受けたが、術後に『眼球が引っかかるようで動きが悪い』という事を気にされて来院されました。また、形状も気にされていました。

目尻切開の他院修正の術前術後比較

術前、術後1か月の状態を比較していただきたいと思います(写真1, 2, 3, 4)。

BEFORE
(写真1, 3)
AFTER
(写真2,4)

何が変わったのかお分かりいただけますでしょうか?


(写真5,6)
(写真5,6)

写真に線を入れて分かり易くご説明したいと思います。修正手術前は、眼球の表面が外側に引っ張られて固定されているために、ちょうど眼球の表面をつまんだようになってしまっています。

黄色い線で囲んだ三角形の部分が、眼球の表面が引っ張られている部分です(写真5)。

修正手術後を見て頂くと外側に引っ張られていた部分が眼球側に戻り、黄色い線で描いた部分が眼球の表面になったのがお分かりいただけると思います(写真6)。

(写真7,8)
(写真7,8)

問題は、これだけではなく、目尻の形状にもあります

術前(写真7)と術後1か月(写真8)の状態を比較していただくと、四角い感じの目尻だったものが改善しているのがお分かりいただけると思います。

(写真9,10)
(写真9,10)

この『ちょっと』を修正する為には、非常に高度な技術が要求されます。

手術で、実際どのようなことをしたのかというのは、一般の方にお話ししても難しくなってしまいますので、割愛させていただきたいと思いますが、術後の腫れ方は非常に大事な問題だと思いますので、ご紹介します。

術後7日目抜糸時の状態(写真9, 10)ですが、目尻が眼球から浮いたようになり、皮下出血も目立ちます。

このように、修正手術では、術後に悪化したように見えます。

最近、他院で『うちならば、高い技術力があるので、きれいに治りますよ』と言われたという方にお会いすることも珍しくありませんが、そのように言う担当医師の修正手術の術後経過等を画像で見せて頂くことを担当医に要求した方が良いと思います。

⇒目の他院修正についてはこちらに手術例をまとめております

当院は、他院修正を専門的に行っている珍しい医療機関だと思います。前医での手術結果に『改善の余地がある』方は、積極的に治療を行いますので、気になっている方がいらっしゃいましたら、是非ご来院下さい。

治療費、施術費に関しては、こちらを御覧下さい。
https://dr-yamamoto.com/cost/

ご質問がある方は、こちらまでメールを頂きたいと思います。私が責任をもって拝読させていただいておりますが、時間の関係上、スタッフが返信を書かせて頂いております。
http://dr-yamamoto.com/contact/

また、スタッフブログもぜひご覧下さい。
http://ameblo.jp/yamaclistaff

当院のインタグラムのページもありますので、よろしければご覧下さい。
https://www.instagram.com/shinjyuku.yamamotoclinic/

『美容外科話』著者

  • 山本 豊【山本クリニック院長】

    1992年 東京医科大学卒業。2004年8月 山本クリニック設立。
    美容外科の手術を中心に行っているクリニック。 他院手術トラブル修正手術、海外で受けた修正手術にも対応している。日本アンチエイジング外科・美容再生研究会 元指導医。医療法人社団 豊季会 理事長。資格:医学博士(甲種)、日本外科学会認定医、日本アンチエイジング外科学会 名誉理事、JAASアカデミー最高指導医。

関連する症例