美容外科話

COLUMN

目の他院修正手術
第350話

他院二重切開術(全切開二重手術)を修正する!(他院目整形手術修正)

まず、御協力いただいたモニターの方にこの場をお借りして深く感謝いたします。

今回ご紹介するのは、他院にて二重切開術(全切開二重手術)の手術を受けられた方の修正術です。

この方は、眠そうな目を修正して、皮膚がかぶっていることを改善したいというのが、ご希望でした。

まず、術前と術後1年の状態を比較していただきたいと思います。

BEFORE
術前(写真1)
AFTER
術後1年(写真2)

目がはっきりとした雰囲気に変わったことが分かります(写真1, 2)。


デザイン(写真3)
デザイン(写真3)

この様な場合、皮膚が余っていることと、開瞼させる組織に問題があることが予想されます。

どの程度皮膚を切除するのかは、仕上がり、左右差を考えながらデザインする必要がありますので、デザインすることにも技術が要求されます。

私は、これを『デザイン力』と呼んでいます。
この方の皮膚切除デザインをお見せします(写真3)。

一見、普通に書いているように見えるかもしれませんがよく見ると、左右で違う線を引いていることがお分かりになると思います。

術中(写真4.5.6)
術中(写真4.5.6)

術中所見をお見せします。

黄色い矢印で示した部分の組織が欠損していることが分かります(写真4)。

この部分を残った組織にてうまく充填しながら開瞼程度の調整も行っていきます。

矢印で示した組織をピンセットで摘まみながら丁寧に引き出していきます。

この工程を出血させずに行えるか否かに医者の腕が出ます。手術中の写真をご覧いただくと出血が非常に少なく、『血まみれになっていない』ということがお分かりいただけますでしょうか(写真5)。

この工程が上手く行くと、非常にきれいな組織を引き出すことが出来ます(写真6)。

こうした様々な工程を経たのちに、再度二重を作り直して、手術を終了とします。

抜糸時(写真7) 術後1ヵ月(写真8) 術後3ヵ月(写真9) 術後6ヵ月(写真10)抜糸時(写真7) 術後1ヵ月(写真8) 術後3ヵ月(写真9) 術後6ヵ月(写真10)
抜糸時(写真7) 術後1ヵ月(写真8)
術後3ヵ月(写真9) 術後6ヵ月(写真10)

次に手術後の腫れ方についてご紹介したいと思います。

術後1週間抜糸時の状態です(写真7)。

出血を最小限に抑えて手術してもこの程度は腫れてしまいます。

術後1か月経過すると、浮腫は残っているものの、『お化粧すれば何とかなる』という状態になるのが一般的です(写真8)。

術後3か月経過すると、さらに浮腫は軽快してきます(写真9)。

この後も軽快していくのですが、この時期からは、回復スピードが落ちていくのが一般的です。

手術後6か月の状態をお見せします(写真10)。

だいぶ自然な感じになってきたのがお分かりいただけると思います。

最近、修正手術を宣伝している医療機関が非常に増えました。

どの医療機関が良いかというよりも、『担当医がどのような修正手術をするのか』
ということが非常に大事です。

術前に、担当医とよくお話をして、手術を受けられることをくれぐれもお勧めします。

手術名:二重切開修正+挙筋腱膜処置 (他院修正)

施術内容:眠そうな目を修正し、皮膚がかぶっている状態を改善する

副作用(リスク):術後の腫れ・皮下出血の可能性・左右差

施術料金:二重切開切開修正¥540,000(税込み)モニター料金¥432,000+挙筋腱膜処置修正¥108,000(税込み)モニター料金¥86,400(税込み)

治療費、施術費に関しては、こちらを御覧下さい。
https://dr-yamamoto.com/cost/

ご質問がある方は、こちらまでメールを頂きたいと思います。私が責任をもって拝読させていただいておりますが、時間の関係上、スタッフが返信を書かせて頂いております。
https://dr-yamamoto.com/contact/

また、スタッフブログもぜひご覧下さい。
https://ameblo.jp/yamaclistaff

当院のインタグラムのページもありますので、よろしければご覧下さい。
https://www.instagram.com/shinjyuku.yamamotoclinic/

『美容外科話』著者

  • 山本 豊【山本クリニック院長】

    1992年 東京医科大学卒業。2004年8月 山本クリニック設立。
    美容外科の手術を中心に行っているクリニック。 他院手術トラブル修正手術、海外で受けた修正手術にも対応している。日本アンチエイジング外科・美容再生研究会 元指導医。医療法人社団 豊季会 理事長。資格:医学博士(甲種)、日本外科学会認定医、日本アンチエイジング外科学会 名誉理事、JAASアカデミー最高指導医。