美容外科話

COLUMN

鼻の他院修正手術
第359話

【他院で2回小鼻縮小を実施】修正手術でさらに鼻を小さくしたい

はじめに、このお話にご協力いただいたモニターの方に、この場をお借りして深く感謝いたします。

私のクリニックでは、 “他院にて小鼻を小さくする手術を受けたのだけれど、もう少し小さくしたい”というご希望の方にお会いすることも珍しくありません。

小鼻縮小は、切除するデザインにより、仕上がりの形状が大きく影響を受けるため、『担当医のデザインセンス』が非常に大事になります。

特に直線的に切除してしまうと、小鼻の丸み(膨らみ)が無くなってしまいますので、担当医選びは慎重にならざるを得ません。

今回の方は、他院にて既に2回、小鼻縮小術の手術を受けられていて、もぅ少しで良いので、小さくしたいというご希望にて当院にいらっしゃいました。

この修正手術で重要なのは、組織が2回の手術にて硬くなってしまっていますので、手術によって、傷に大きな負担がかかること、組織が硬いこと等を想定して、どのような形状に組織が移動するのかを頭の中でシュミレーションすることです。

では、術前(写真1)と術後3か月(写真2)の正面の状態を比較していただきたいと思います。

BEFORE
術前(写真1)
AFTER
術後3ヵ月(写真2)

どこが変わったか、お分かりいただけますか?

『小鼻の張りが小さくなり、鼻の穴の見え方も変わった』のがお分かりいただけるはずです。

また、他の所でも書いたことがありますが『小鼻の高さ(位置)も変わった』ことにも気が付かれるはずです。


術前・斜め(写真3)術後3ヵ月・斜め(写真4) デザイン(写真5)
術前・斜め(写真3)術後3ヵ月・斜め(写真4)
デザイン(写真5)

斜めから見て頂くと、小鼻雰囲気の違い、傷の状態が、はっきりとお分かりいただけると思います。(写真3, 4)

美容外科の手術で『デザインが非常に大事』という事は、よく書きますが、修正手術の場合は、更に大切だと思います。

小鼻本来の丸みを損なわないデザインをすることが大事だという事は、既に何回か書いていますが、修正手術の場合、組織の状態に合わせた現実的なデザインを書ける能力が何よりも要求されます。

特にちょっと間違えて切っただけでも、小鼻の丸みがなく平らな不自然な鼻に仕上がる可能性が高いという点には、注意を払わなくてはなりません(写真5)。

また、切除デザインだけではなく、切除の仕方(メスの使い方)、中縫いの処理の仕方等にも組織が痛んでいるだけに慎重な手術手技が要求されます。

抜糸時(写真6.7)
抜糸時(写真6.7)

次に術後の腫れ方についてご説明したいと思います。術後5日目抜糸時の状態です(写真6, 7)。

この手術は、通常あまり腫れませんが、傷の赤みが出ますので、お化粧でしばらく隠して頂く必要があると思います。

術後1ヵ月(写真8.9)
術後1ヵ月(写真8.9)

この様に術前、術後3か月の状態をお見せすると、手術後1か月の状態も見せて欲しいというリクエストを頂くことも多いので、術後1か月の状態を最後にお見せしたいと思います。

傷の変化の様子等がご参考になれば幸いです(写真8, 9)。

その他の小鼻縮小の症例はこちら

施術名:小鼻縮小修正

施術内容:この方の場合、他院にて小鼻縮小を受けられ、もう少し小さくしたいとのご希望で小鼻を小さくしました

副作用(リスク):抜糸後1ヵ月程度は傷跡の赤み

施術料金:通常料金¥313,200(税込)モニター料金¥250,560(税込)

関連する施術動画はこちらです。

※出血シーンがございますので、閲覧にはお気を付けください。

治療費、施術費に関しては、こちらを御覧下さい。
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『美容外科話』著者

  • 山本 豊【山本クリニック院長】

    1992年 東京医科大学卒業。2004年8月 山本クリニック設立。
    美容外科の手術を中心に行っているクリニック。 他院手術トラブル修正手術、海外で受けた修正手術にも対応している。日本アンチエイジング外科・美容再生研究会 元指導医。医療法人社団 豊季会 理事長。資格:医学博士(甲種)、日本外科学会認定医、日本アンチエイジング外科学会 名誉理事、JAASアカデミー最高指導医。

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