美容外科話

COLUMN

第365話

【人中短縮のポイント】小鼻の外側まで切らないで鼻の下を短くすると美人になれる?

人中(にんちゅう、じんちゅう)短縮術の話は、時々書いていますが、同じような質問を受けることが多いので、その質問内容に沿う形でご説明したいと思います。


人中短縮術(リップリフト) のよくある質問

1.術前術後で、雰囲気が変わりますか?

これは、非常に多い質問なのですが、どの程度変わるのかを術前にはっきりとお示しできないというのが、現状です。

ご自分と似た感じの方を、症例写真の中で捜していただく他ないと思います。

2.小鼻が広がったり、鼻が変形したりしませんか?

これは、手術の方法、特に切除デザインに大きく影響を受けると思います。
小鼻の外側にまで切除デザインが及ぶと小鼻が外側に引っ張られるために変形することがあります。また皮膚の下を広範囲に剥離し、これが鼻の下に及ぶと変形を促す可能性もあります。

3.一度短くなった人中が後戻りしませんか?

切らない方法や、内部処理の悪さから後戻りが考えられます。
当院での手術では、『切って取ってしまったものは戻らない』と考えています。

4.傷は、目立ちますか?

これは、正直言って個人差がある部分だと思います。

『傷はきれいに治るから』とセールストークで手術を決めて頂くことは、出来ません。

傷が目立ってしまうリスクが、どうしてもゼロにはならないという事を事前に認識していただきたいと思います。

5.口輪筋は切りますか?

口輪筋を切ると、術後に違和感を訴える方が多いと認識していますので、当院では『口輪筋は切除しない』手術を行っています。

6.口唇の形は変わりますか?

鼻の下の部分を切除しますので、当然鼻の下の部分が短くなった分は、上口唇が持ち上がりますので、変化します。

人中短縮術(リップリフト)のビフォーアフター

このお話にご協力いただいたモニターの方に深く感謝いたします。

BEFORE
手術前(写真1)
AFTER
手術後3ヵ月(写真2)
術前・術後3ヵ月
術前・術後3ヵ月

術前と術後3か月の状態を比較していただくと、上口唇が少し上方向に移動し、鼻の下の長さが短くなったのがお分かりいただけると思います。

この変化をどのように感じるのかは、患者さんによって異なると思います。

デザイン(写真3)
デザイン(写真3)

次に、切除デザインをお見せしたいと思います(写真3)。

このデザインをする際は、前述したように、『小鼻の外側まで切らない』という事が非常に大事だと思っています。

手術直後(写真4)
手術直後(写真4)

術直後は、このように麻酔や腫れで膨らんだように見えます(写真4)。

抜糸時(写真5)術後1ヵ月(写真6)
抜糸時(写真5)術後1ヵ月(写真6)

さて、術後の傷跡の経過についてご紹介したいと思います。

術後5日目、抜糸時の状態です(写真5)。

術後1か月の状態(写真6)もお見せしますので、1か月位経つとこの程度に変化するというイメージを持っていただきたいと思います。

いつも書いていますが、人中短縮術は、『傷』が表面に出る手術ですし、『医療機関や担当医によっても術式が異なる』という認識は非常に重要です。

こうした事も良くお考えになって、手術を検討されることをお勧めします。

⇒人中短縮術(上口唇挙上術)についてはこちらに手術例をまとめております。

※出血シーンがございますので、閲覧にはお気を付けください

手術名:人中短縮・リップリフト・上口唇短縮術

施術内容:鼻の下の長さを短くする

副作用(リスク):術後1ヵ月~2か月程度は傷跡が目立つ

施術料金:¥302,400(モニター¥241,920)税込

治療費、施術費に関しては、こちらを御覧下さい。
https://dr-yamamoto.com/cost/face/

ご質問がある方は、こちらまでメールを頂きたいと思います。私が責任をもって拝読させていただいておりますが、時間の関係上、スタッフが返信を書かせて頂いております。
http://dr-yamamoto.com/contact/

また、スタッフブログもぜひご覧下さい。
http://ameblo.jp/yamaclistaff

当院のインタグラムのページもありますので、よろしければご覧下さい。
https://www.instagram.com/shinjyuku.yamamotoclinic/

『美容外科話』著者

  • 山本 豊【山本クリニック院長】

    1992年 東京医科大学卒業。2004年8月 山本クリニック設立。
    美容外科の手術を中心に行っているクリニック。 他院手術トラブル修正手術、海外で受けた修正手術にも対応している。日本アンチエイジング外科・美容再生研究会 元指導医。医療法人社団 豊季会 理事長。資格:医学博士(甲種)、日本外科学会認定医、日本アンチエイジング外科学会 名誉理事、JAASアカデミー最高指導医。

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