美容外科話

COLUMN

第392話

人中短縮術(リップリフト、上口唇短縮術)傷の赤みが術後3か月でも残る症例

まず初めに、ご協力いただいたモニターの方に、この場をお借りして深謝いたします。

人中短縮術のカウンセリングをしていると、『赤みが残っている方の経過も見せて欲しい』と言われることが少なくありません。

当院モニターの方で赤みが残る方が少なかったのですが、今回は傷口の赤みが長引いた方がいらっしゃいましたので、ご紹介したいと思います。

さっそく、この方の術前(写真1)と術後3か月の状態(写真2)を御覧に入れます。

BEFORE
手術前(写真1)
AFTER
術後3カ月(写真2)

人中の長さの変化と上口唇の形状の変化がお分かり頂けるはずですが、傷口の赤み(傷口のお化粧は落としてもらっています)も、お化粧をしていないと目立つ程度であることもお分かりいただけると思います。


術前(写真3)術後3カ月(写真4)
術前(写真3)術後3カ月(写真4)

角度を変えて、ご覧頂きたいと思います。

術前(写真3)と術後3か月(写真4)比較後すると傷がどこで、どの程度赤いのかが、はっきりと認識できるはずです。

人中短縮術(リップリフト)の術後の縫い上がりの状態

術直後(写真5)
術直後(写真5)

この手術は、他の話でも書きましたが、簡単に言うと、『切って縫うだけ』の手術ですので、非常に優しく感じるかもしれません。

それだけに、『どう切って、どう縫うのか』というのは非常に大きな問題です。

術後の縫い上がりの状態では、『皮膚と皮膚のずれがなく縫えているか』ということが、仕上がりに直結していると思います。

この方の術直後の状態をお見せします(写真5)。

この赤みのピークは3か月程度ですので、今後は落ち着いて行くのが一般的です。

手術は、その担当医の『腕』が重要であることは、言うまでもありませんが、このように、時として経過にも個人差があるという事を認識して頂きたいと思います。

⇒人中短縮術(上口唇挙上術)についてはこちらに手術例をまとめております。

術前術後で、医療機関が経過の良い症例しか紹介せずに、あたかも全例が同じような経過をとるのかのように患者さんを思わせてしまうのは、非常に問題だと思います。

このように、術後の経過中に傷が赤くなることもある事を認識した上で、手術をご検討されることを強くお勧めします。

施術名:人中短縮術・リップリフト・鼻下短縮

施術内容:鼻の下の長さを短くする

副作用(リスク):上口唇の形状が山型になる可能性がある

施術料金:通常料金¥308,000(税込)・モニター料金¥246,400(税込)

治療費、施術費に関しては、こちらを御覧下さい。
https://dr-yamamoto.com/cost/face/

ご質問がある方は、こちらまでメールを頂きたいと思います。私が責任をもって拝読させていただいておりますが、時間の関係上、スタッフが返信を書かせて頂いております。
http://dr-yamamoto.com/contact/

また、スタッフブログもぜひご覧下さい。
http://ameblo.jp/yamaclistaff

当院のインタグラムのページもありますので、よろしければご覧下さい。
https://www.instagram.com/shinjyuku.yamamotoclinic/

今回は人中短縮術を行った後の傷の赤みについて、長引いた方の場合をご紹介しております。

『美容外科話』著者

  • 山本 豊【山本クリニック院長】

    1992年 東京医科大学卒業。2004年8月 山本クリニック設立。
    美容外科の手術を中心に行っているクリニック。 他院手術トラブル修正手術、海外で受けた修正手術にも対応している。日本アンチエイジング外科・美容再生研究会 元指導医。医療法人社団 豊季会 理事長。資格:医学博士(甲種)、日本外科学会認定医、日本アンチエイジング外科学会 名誉理事、JAASアカデミー最高指導医。

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