美容外科話

COLUMN

鼻の他院修正手術
第400話

【鼻整形手術の他院修正】曲がった鼻筋、鼻の穴、鼻根部の形を再手術

はじめに、このお話にご協力いただいたモニターの方に、この場をお借りして深く感謝いたします。

鼻筋が曲がっている事、鼻の穴の見え方、鼻根部の形を改善して欲しいというのがご相談内容でした。

まず、術前(写真1)と術後3か月(写真2)の正面の状態を比較して頂きたいと思います。

BEFORE
術前(写真1)
AFTER
術後3カ月(写真2)

術前後を比較して頂くと、鼻筋がすっきりとして、鼻の穴の見え方も少し変わったのがお分かりいただけると思います。

この方に行った手術は、入れられたプロテーゼ(シリコン)を入れ替え、左右鼻翼軟骨の位置調整、鼻尖部に移植された軟骨の一部摘出です。

術前後の変化を見て頂くと、たったこれだけを変化させるために、どれだけの手術をしたのかと驚かれる方もいらっしゃると思います。

手術について、少々ご説明をしたいと思います。


術中(写真3)
術中(写真3)

鼻尖の状態をお見せします。

緑色の矢印で示した部分がプロテーゼ(シリコン)で、右側にずれてしまっているのがお分かりいただけると思います。

また黄色い矢印で示した部分(画面が矢印だらけになるので、全部には書きませんでした)が移植された軟骨です。

ぱっと見ただけでも、多量の軟骨が移植され、この軟骨でいっぱいになったために、プロテーゼ(シリコン)が右側に押しやられたという事が容易に想像できます(写真3)。

取り出した軟骨(写真4)
取り出した軟骨(写真4)

取り出した軟骨もお見せします。

自分の組織というものは、非常になじみが良いのですが、その分、取り出す時は、強く癒着していて労を要します(写真4)。

術前(写真5)術後(写真6)術前(写真7)術後(写真8)
術前(写真5)術後(写真6)術前(写真7)術後(写真8)

取り出したプロテーゼ(シリコン)は、私のブログにて後日ご紹介しますので、そちらをご覧いただきたいと思います。

続いて、術前、術後3か月の状態を、角度を変えながらお見せします(写真5, 6, 7, 8)。

この方の雰囲気は、あまり変えずに何となくすっきりしたという感じに仕上がっていると思います。

私の手術には、派手さがありません。よく言えば、『自然な仕上がり』ということになるのでしょうが、悪く言うと『せっかく手術したのに、あまり変わっていない』ということになるかと思います。

いつも同じようなことを書きますが、いずれの医療機関で手術を受けられるにしても、その担当医がどのような手術をするのかをよく検討することは、非常に大事です。

※出血シーンがございますので、閲覧にはお気を付けください。

美容手術は、担当医の感性によって、術後の形にも大きな差異が生じてしまいますが、特に修正手術では、その傾向が非常に大きく出ます。

修正手術をご検討される際前は、担当医の手術した術前術後をよくご覧になることが何より大事だと思います。

施術名:鼻シリコンプロテーゼ入替+鼻尖形成修正+鼻尖移植修正

施術内容:入っているシリコンプロテーゼを入替・鼻翼軟骨の位置調整・他院にて移植された軟骨の一部を摘出する

施術料金:鼻シリコンプロテーゼ入替 通常料金¥385,000(税込)モニター料金¥327,250(税込み)
     鼻尖形成修正術 通常料金¥330,000(税込)モニター料金¥280,500(税込)
     鼻尖移植修正術 通常料金¥440,000(税込)モニター料金¥374,000(税込)

副作用(リスク):鼻先にテープ固定、皮下出血の可能性

治療費、施術費に関しては、こちらを御覧下さい。
https://dr-yamamoto.com/cost/

ご質問がある方は、こちらまでメールを頂きたいと思います。私が責任をもって拝読させていただいておりますが、時間の関係上、スタッフが返信を書かせて頂いております。
https://dr-yamamoto.com/contact/

また、スタッフブログもぜひご覧下さい。
http://ameblo.jp/yamaclistaff

当院のインタグラムのページもありますので、よろしければご覧下さい。
https://www.instagram.com/shinjyuku.yamamotoclinic/

『美容外科話』著者

  • 山本 豊【山本クリニック院長】

    1992年 東京医科大学卒業。2004年8月 山本クリニック設立。
    美容外科の手術を中心に行っているクリニック。 他院手術トラブル修正手術、海外で受けた修正手術にも対応している。日本アンチエイジング外科・美容再生研究会 元指導医。医療法人社団 豊季会 理事長。資格:医学博士(甲種)、日本外科学会認定医、日本アンチエイジング外科学会 名誉理事、JAASアカデミー最高指導医。