美容外科話

COLUMN

目の他院修正手術
第376話

【目尻切開の他院修正】大失敗?韓国で受けた美容整形を改善

まず、このお話に御協力いただいたモニターの方に、この場をお借りして深謝いたします。今回ご紹介するのは『目尻切開修正術』です。

目尻切開術は、何回かご紹介していますが、この手術は、やりすぎると『あっかんべー』をしたように外反して不自然な形になるリスクがあることは、何回か書いています。

この方は、まさにそのような問題を抱えられた方でした。
1.目尻の形状が不自然
2.目が乾く(ドライアイ)
3.睫毛が目に当たる
という点が問題でした。

このような場合、靭帯移動術を併用した修正術が必要になりますので、この点をご紹介したいと思います。

BEFORE
術前(写真1)
AFTER
術後2ヵ月後(写真2)

初めに、術前、術後2か月の正面視の状態を比較していただきたいと思います(写真1, 2)。目尻側の下眼瞼の形状が、変わったのがお分かりいただけますでしょうか?


術前(写真3)術後2ヵ月後(写真4)
術前(写真3)術後2ヵ月後(写真4)

上を向いた状態で比較していただくと、目尻側が不自然に下がっていたのが、改善したことが分かり易いと思います(写真3, 4)。

術前(写真5)術後2ヵ月後(写真6) 術前(写真7)術後2ヵ月後(写真8)
術前(写真5)術後2ヵ月後(写真6)
術前(写真7)術後2ヵ月後(写真8)

写真という静止画ですと、実際にお会いした時よりは不自然に思われにくく、状態を認識して頂くのが難しいかもしれませんので、色々な角度をご紹介したいと思います。

斜めから見ると、目尻の三角の形状が自然な状態に戻り、睫毛の状態が改善したこともお分かりいただけると思います(写真5, 6, 7, 8)。

術前(写真11) 術後2ヵ月(写真12)
術前(写真11) 術後2ヵ月(写真12)

横から見て頂くと、修正手術前は、矢印で示したような感じで引っ張られているのがお分かりいただけますでしょうか?(写真9, 10, 11, 12)

切開範囲(写真13)
切開範囲(写真13)

では、これがどのように引き起こされ、またそれをどのように修正するのかという点についてご説明したいと思います。

まず、元凶は目尻の靭帯を骨膜に強く固定しすぎてしまったことですので、これを外さなければいけません。

この処置をするには、矢印で示した部分に切開を加えます(写真13)。

術中(写真14)
術中(写真14)

こうして切開を加えた後に、癒着した部分(矢印)を丁寧に剥離します。

この時に出血させてしまうと、形状が変わってしまいますので、慎重な操作が必要です(写真14)。

術後(写真15)
術後(写真15)

さらに、正常な位置に靭帯を移動、固定して手術を終了します。

細かい糸で様々に固定しますので、術後は、糸が色々と付く形になります(写真15)。

目尻切開の手術方法に関しては、バリエーションがありますが、眼球が乾くなどの症状が出てしまっている場合は非常に危険だと思います。

他国で手術される際は、感性の違いがあることも認識した上で、手術をされる先生と術前打ち合わせを綿密にする必要性があると思いますし、言葉の壁で、食い違った場合は、手術を思いとどまることも大切かもしれません。


目の他院修正の手術例はこちらにまとめております。
https://dr-yamamoto.com/column_category/eye_retouching/

施術名:目尻切開修正(目尻靭帯移動術 修正)

施術内容:今回の場合、目尻の形状・逆さまつげ・正常な位置に靭帯を移動する。

副作用(リスク):白目が一時的に赤くなることがある

施術料金:通常料金¥518,400(税込)モニター料金¥414,720(税込)

その他修正手術の料金はこちらをご覧ください。
https://dr-yamamoto.com/cost/

今回の場合、韓国で目尻切開を受けた後の修正手術です。
たれ目すぎる形状と逆さまつげになってしまった状態の修正手術を行いました。

『美容外科話』著者

  • 山本 豊【山本クリニック院長】

    1992年 東京医科大学卒業。2004年8月 山本クリニック設立。
    美容外科の手術を中心に行っているクリニック。 他院手術トラブル修正手術、海外で受けた修正手術にも対応している。日本アンチエイジング外科・美容再生研究会 元指導医。医療法人社団 豊季会 理事長。資格:医学博士(甲種)、日本外科学会認定医、日本アンチエイジング外科学会 名誉理事、JAASアカデミー最高指導医。

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