美容外科話

COLUMN

くちびるを薄く
第378話

上下口唇を同時に薄くする!!

まず、このお話にご協力いただいたモニターの方に深く感謝いたします。

口唇の手術は、目や鼻に比べるとモニターをご希望される方も少ないので、なかなか書く機会に恵まれませんので、このお話は非常に貴重だと思います。

口は、目と同じように動く部分ですので、静止画だけですと口を動かした時のイメージが付きにくい部分がありますので、今回は、口を開いた状態もお見せしながらご説明したいと思います。

口唇縮小術のビフォーアフター

BEFORE
術前
AFTER
術術後3か月

まず、術前(写真1)と術後3か月(写真2)の口を閉じた時の状態をお見せしたいと思います。

全体的に唇が薄くなった感じがお分かりいただけると思います。


術前(写真3)術後3ヵ月(写真4)
術前(写真3)術後3ヵ月(写真4)

口を少し開けた時の術前(写真3)と術後3か月(写真4)の状態を見て頂くと、ひきつれ感も傷も気にならないと思います。

ツートンカラーにならないためのデザイン

デザイン(写真5)
デザイン(写真5)

では、実際にどのようなデザインで、唇が切除するのかをお見せします(写真5)。

この時に大事なのは、ドライリップと呼ばれる外側まで切ってしまうと、ウエットリップが外側に引き出され『ツートンカラー』の唇となってしまいます。

こうなってしまうと、私には修正方法が思いつかなくなってしまいます。いつも書いている『デザイン力』が大事な所以でもあります。

手術直後(写真6)
手術直後(写真6)

次に術後経過をご紹介します。

手術後直後の状態(写真6)です。

糸がこのようにつきます。

この後、ご帰宅された後からどんどん腫れるようです。

抜糸時(写真7.8)
抜糸時(写真7.8)

術後1週間、抜糸時の状態をお見せします。口を閉じていれば、問題がないような気がします(写真7, 8)。

術後1ヵ月(写真9.10.11)
術後1ヵ月(写真9.10.11)

術後1か月の状態です。大口を開けても全く問題なくなっているのがお分かりいただけると思います(写真9, 10, 11)。

このように口の動きが不自然にならないようにするには、口輪筋を傷つけずに、一定の厚さで均等に組織を切除するということに『職人芸』が要求されます。

いつも同じ事を書きますが、デザインや各工程でも担当医によって処置が違いますので、『同じ名前の手術であっても、担当医によって別物になってしまう』ということもよく起こります。

医者によっては『切って縫うだけの手術だから、簡単ですよ』と患者さんに説明する方もいるようですが、個人的には、『切るためのデザインが一番難しい』と思っています。

いずれにしても、術前に担当される医師と十分な打ち合わせをすることをお勧めします。

※出血シーンがございますので、閲覧にはお気をつけ下さい。

治療費、施術費に関しては、こちらを御覧下さい。
https://dr-yamamoto.com/cost/face/#lips

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当院のインタグラムのページもありますので、よろしければご覧下さい。
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『美容外科話』著者

  • 山本 豊【山本クリニック院長】

    1992年 東京医科大学卒業。2004年8月 山本クリニック設立。
    美容外科の手術を中心に行っているクリニック。 他院手術トラブル修正手術、海外で受けた修正手術にも対応している。日本アンチエイジング外科・美容再生研究会 元指導医。医療法人社団 豊季会 理事長。資格:医学博士(甲種)、日本外科学会認定医、日本アンチエイジング外科学会 名誉理事、JAASアカデミー最高指導医。

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