美容外科話

COLUMN

鼻の他院修正手術
第428話

鼻尖形成の修正って、どうやるのですか??

まず、このお話にご協力いただいたモニターの方にこの場をお借りして深謝致します。

今回ご紹介するのは、他院にて鼻尖形成術、鼻尖部軟骨移植術を受けたが、効果が弱かったという方です。

当院には、もう少しすっきりさせたいというのがご要望でした。

この『もう少し』という事が非常に難しく、少しの処置では変化が出せないことが、ほとんどです。

このお話では、『少しの変化』を出すために、実際に『どれだけ多くのこと』をやらなければいけないのかを、手術工程をご紹介しながら詳しく書きたいと思います。

まず、術前と術後3か月の状態を比べて頂きたいと思います。

BEFORE
手術前(写真1)
AFTER
術後3カ月(写真2)

正面から見ると、鼻筋が若干すっきりとして見えると思います(写真1, 2)。


手術前(写真3)術後3カ月(写真4)
手術前(写真3)術後3カ月(写真4)

斜めから見て頂くと、鼻先のボリューム感が少なくなったことがお分かりいただけるのではないでしょうか(写真3, 4)。

手術前(写真5)術後3カ月(写真6)
手術前(写真5)術後3カ月(写真6)

横顔はあまり変わっていないと思います(写真5, 6)。

移植してあった軟骨(写真7)
移植してあった軟骨(写真7)

では、手術について順に説明したいと思います。

手術は、視野をよくするために、オープン法で行います。

オープン法で鼻尖の状態を見た時の様子をご紹介します。

矢印で示した部分が鼻尖部に移植してあった軟骨です(写真7)。

移植軟骨の取り出し(写真8)
移植軟骨の取り出し(写真8)

手術では、鼻翼軟骨の位置、形状修正と移植軟骨の位置を修正しますので、移植された軟骨は一度取り出します。

矢印で示した部分が移植軟骨で、これを持ち上げ、少しずつ外していきます(写真8)。

左右の鼻翼軟骨(写真9)
左右の鼻翼軟骨(写真9)

次に、左右の鼻翼軟骨を分離し、再度形状、位置を修正しながら固定をしていきます。

矢印で示した部分は、左右の鼻翼軟骨です(写真9)。

軟骨の形状修正と再移植(写真10)
軟骨の形状修正と再移植(写真10)

最後に、先ほど取り外した軟骨の形状を変えたうえで再度移植します。

このように鼻の上に置くと、相当な高さが出そうなのですが、移植すると案外そうでもないので、この評価には経験値が必要です(写真10)。

このような工程を経て、修正手術は終了するのですが、『案外、色々とやらなければいけない』という事を分かって頂ければ十分です。

どんな手術でも担当医によってやり方は様々です。修正手術は特に担当医の個性が出ると思いますので、手術前にはよくお話されることを強くお勧めします。

ブログでは鼻尖形成修正後の固定についてご紹介しております。
https://ameblo.jp/dr-y-yamamoto/entry-12637212097.html

noteでは鼻尖形成修正後の手術後の腫れについてご紹介しております。
https://note.com/yamamotoclinic/n/nead78857cb0b

※出血シーンが含まれておりますので、閲覧にはお気を付けください。

施術名:鼻尖形成術修正(形状修正)+移植物修正(位置修正・摘出等)

施術内容:前医にて移植された軟骨を一度取り、鼻尖の形状を整え、鼻翼軟骨の位置・形状修正・移植軟骨の位置を修正し、再度移植する。

副作用(リスク):手術後の腫れ・皮下出血の可能性がある

施術料金:鼻尖形成修正(形状修正)¥330,000税込(モニター¥280,500税込)
     移植物修正(位置修正・摘出等)¥440,000税込(モニター¥374,000)税込

治療費、施術費に関しては、こちらを御覧下さい。
https://dr-yamamoto.com/cost/

ご質問がある方は、こちらまでメールを頂きたいと思います。私が責任をもって拝読させていただいておりますが、時間の関係上、スタッフが返信を書かせて頂いております。
https://dr-yamamoto.com/contact/

また、スタッフブログもぜひご覧下さい。
http://ameblo.jp/yamaclistaff

当院のインタグラムのページもありますので、よろしければご覧下さい。
https://www.instagram.com/shinjyuku.yamamotoclinic/

『美容外科話』著者

  • 山本 豊【山本クリニック院長】

    1992年 東京医科大学卒業。2004年8月 山本クリニック設立。
    美容外科の手術を中心に行っているクリニック。 他院手術トラブル修正手術、海外で受けた修正手術にも対応している。日本アンチエイジング外科・美容再生研究会 元指導医。医療法人社団 豊季会 理事長。資格:医学博士(甲種)、日本外科学会認定医、日本アンチエイジング外科学会 名誉理事、JAASアカデミー最高指導医。